物流ソリューション一覧
冷蔵倉庫は永らくお客様の財産をお預かりする存在としてその機能を果たすことに注力していました。
一方でお客様は仕入れた商品を倉庫に預け販売することで、そのビジネスが回り始めます。
フリゴはお客様のビジネスがスムーズに回るために必要となるサービスをお客様から教わり、サービス領域に加えながら現在の姿になりました。
フリゴのサービスにご興味を持っていただいた皆様に、フリゴで何が実現できるのかをより明確にイメージしていただくために、代表的な事例を紹介いたします。
保管+配送
他社よりも長く注文を受け、他社よりも早く届けることで販売先の囲い込みに成功
お客様のお困りごと
海外から冷凍食品を輸入し販売する商社A社は、業界では後発で販売先の開拓に苦戦していた。 冷蔵倉庫渡し(倉前渡し)ではなく、販売先の指定場所までの納品を行い、販売が軌道に乗るが、一般的な冷蔵倉庫では、配送は取次程度までで配送可否の回答も遅く新たなる顧客からのクレームとなっていた。
フリゴで解決
フリゴの冷蔵倉庫に保管し、配送もフリゴの共同配送便に変更することで、受注と同時に配送と出庫の手配が一括確定。最短で翌日納品が保障されるようになり、失注が減少。 競合先よりも受注から納品までのリードタイムの短縮に成功し、需要をギリギリまで見極めて発注したい食品問屋や食品メーカー、量販店のニーズに合致。販路拡大と販売先の囲い込みに成功した。
保管+食品加工
大量仕入れと小口販売を両立することで利益率を向上させる
お客様のお困りごと
冷凍食品メーカーで冷凍野菜や冷凍果実を輸入販売する部門では、日本の消費者が求める品質水準に見合った製品を海外協力先工場で製造し輸入販売していた。 中国など新興国の発注量が増大し、求めらえる品質水準が高い割に発注ロットが少ない日本向けの生産を海外協力工場は渋るようになり、価格も大幅に上がってしまった。 一方で日本国内の販売先では、流通業界の合従連衡が進み、各流通グループのPB商品供給の商談が増加していた。
フリゴで解決
フリゴの食品加工を利用することで、海外からバルク原料を一括仕入れし、日本国内で各販売先向けの仕様(規格、選別基準、包材など)で毎月の受注に合わせて生産する体制を構築。 日本国内での最終製造という安心感もあり海外パック製品より割高でも販売が拡大、異物混入などのクレーム発生率も大幅に減少した。一方で商品ライフサイクル短縮化の中での不良製品在庫発生のリスクを最小化することに成功し、利益率が向上。
保管+洗浄凍結
原料の安定化で工場稼働率向上
お客様のお困りごと
国産果実を仕入れて加工販売している食品メーカーにとって、原料果実の豊作不作の波による調達物量と調達原価の変化は製品の製造計画と原価管理上大きな課題となっていた。
フリゴで解決
フリゴに相談したところ、原料果実を急速凍結し冷凍保管することで豊作の年に安値で大量に仕入れ、不作の年に原料として使用することが可能となった。 また、フリゴからの提案で果実収穫に使用するプラスチックコンテナをフリゴから供給し、そのまま凍結保管に利用することで、農家での収穫後行われていた農協選果場での箱詰め作業を省略でき、高い鮮度の原料を急速凍結することで製品の品質向上にもつながった。 高い鮮度の原料が確保できたことで、搾汁だけでなく原料果実を見せた商品作りが可能となった。その際収穫した果実を洗浄する必要が発生したが、農家、農協ともに収穫の繁忙期でそのような余裕はなかった。それを受けてフリゴで果実洗浄ラインを設置し、急速凍結前に果実の洗浄を実施。洗浄時に果実の状態が悪いものをチェックすることが可能となった。これにより搾汁用と製品用に原料を区別して保管できるようになり、工場での製造工程も大幅に効率化された。
保管+解凍
販売先の人手不足という課題に解決策を提案。取引増大につなげる
お客様のお困りごと
畜肉の輸入販売を手掛ける商社では、冷凍肉を量販店グループ向けに卸していた。 量販店の加工センターでは冷凍肉を解凍してから加工していたが、折からの人手不足で工程の見直しを会社から指示されていた。
フリゴで解決
フリゴの高周波解凍機を利用し、均一に解凍した原料を冷蔵状態で加工センターに納入することが可能になった。 加工センターでは冷凍肉を流水解凍するために毎日3人程度の人手を投入していたが、この人手をすべてカット工程にまわすことができた。 量販店グループでは成功事例として取り上げられ、他の種類の原料への展開をにらんでこの商社からの調達に切り替えることになった。
センター運営サポート
店舗網の拡大に合わせた商品供給網の最適配置
お客様のお困りごと
量販店グループB社は近畿地区の店舗に供給する水産原料をフリゴのセンターに各取引先ベンダー名義で在庫し、日々の発注数に応じてフリゴのセンターで名義変更を行いB社の低温センターに一括納品してもらうという物流を構築していた。 この方式により店舗の発注の5時間後に低温センター納品、翌日店舗納品という短いリードタイムでの商品供給を実現していた。
フリゴで解決
B社の業容拡大に伴い、東海エリアへの出店が開始されることになった。フリゴでは東海地区に新設される低温センターに同じリードタイムで安定供給できる拠点を選定し、フリゴのシステムと管理者を配置し、パートナー倉庫からの供給体制を構築した。 これによりB社では強みであった精度の高い発注情報に基づいた商品供給体制を維持して、東海エリアでの順調な店舗拡大につなげている。